カッティングステッカー(カッティングシート)について
- カッティングステッカーとは
-
昔の看板業者様ではそのデザインを、カッターを手に持ちカットして(手切り)作業していました。今ではカッティングマシン(カッティングプロッタ)で短時間にしかも大量ロットをカットできるようになりました。また、一般家庭でもデスクトップ型のカッティングプロッタも販売されるようになり、ますます便利になっています。機会が安く販売されるようになったおかげでお客様へ安くステッカーをご提供できるようにもなりました。
お客様の中には、ホームセンターやDIY専門店でカッティングシートを買ってきて、ご自身でカット作業や制作作業をに挑戦された方もいらっしゃるかと思います。曲線や細かい文字などはかなり大変な作業だったかと思います。カッティングマシンを使えばかなり複雑なデザインでもカッティングシートをセットしさえすればほんの数分でステッカーが出来上がってしまいます。
カッティングシートの素材は塩ビ(塩化ビニール)で出来ています。(最近では環境に対する配慮で塩ビ以外の素材もたくさん出ています。)塩ビはやわらかく扱いやすいため様々な場所で利用されています。多くのメーカーからカッティングステッカーのシートが出回っていますのでお客様もどのメーカーのものが、自分が作成したいステッカーに合っているのか分からないかと思います。実は我々お客様へ供給する業者側も沢山のシートがありすぎて混乱している面もあります。ですが、弊社では車やバイクなどに貼っていただくことを基本にしていますので、まずシートそのものが扱いやすく、そして多くの場所に対応できるシートをと考えております。
カッティングステッカーは決まった色のシートをお客様のデザインにカットしますので色々と制約があります。シートはカットするだけですので印刷はできません。また細かいデザインや小さい文字などはカットができない場合がございます。予め定められているシートですのでお客様のご指定の色に合わせることができませんのでご注意ください。
- 安いだけのカッティングシートにはご注意
-
安いシートは我々業者側にとっては販売増加や利益確保の面では良いシートとなりますが、お客様にとっては扱いにくく貼る面が限定されるシートになります。例えば弊社で扱っているシートはシートの伸びもよく扱いやすく、バイクのタンクなどの三次曲面にも追従しやすい性質があります。安いシートですとガラスやボードなどの平面に貼る分には気になりませんが、曲面では伸びが悪くシワが寄ってしまいます。これらの性質を考えずに販売している業者様も中にはいるようで、うまく貼れなかったとご相談されるお客様もいらっしゃいます。やはり安さだけで飛びつくとあとでこのような問題が起きる場合もありますので、お客様側もお見積もりやご注文時には貼る場所を業者様へお伝えした方がこういった問題も少なくなるかと思います。
同じメーカーのシートでもグレードがいくつか分かれているものもあります。もちろんグレードが高い方が良いシートということになりますが、これは業者の方でないとわかりにくいかと思います。グレードが低いものは平面用、中くらいのものは二次曲面(缶の側面や円錐などの曲面)、グレードが高いものは三次曲面(わかりやすく言うとボールなどの複雑な曲面)といった感じです。弊社のカッティングステッカーは基本的に3次曲面対応です(一部シートを除く)。場所によってはコツが必要な場合がありますが、どんな曲面でも追従してピッタリ貼っていただけるかと思います。
- カッティングステッカーが利用される場所
-
車・バイクのボディや窓
車のボディの社名、営業所名や商品、サービス名などで通常のステッカーだと四角形になってしまいますが、カッティングステッカーなら文字のみ残るので見た目にもキレイです。また、窓に貼ってもデザイン部分以外は透けてますので社内からの視認性も損なわれにくく安全に貼ってたのしんでいただけます。バイクのタンクやボディなどは曲面が多いですが、カッティングシートは通常のステッカーよりも薄く曲面に追従しやすいので三次曲面えもキレイに貼ることができます(一部シートを除く)。
店頭やお店のウインド店内入り口の案内やウインドウに大きなカッティング文字をよく見かけますがインパクトがあり、来店客に強烈にアピールできます。最近ではサービス名や商品名だけでなく○○円などと金額を大きな文字で貼っているものも見ますが、これもインパクトがあるかと思います。カッティングステッカー自体手軽に購入可能ななった分、単に情報案内だけでなくお客様の足を止めたり、お客様を引き寄せたりと様々な使い方ができるようになりました。
趣味のグッズに趣味で大切にしているもの、スキーの板やスノーボード、海ならサーフボード、ウインドサーフィン、ヨット、ボート(船)、ジェットスキーといったところにもカッティングステッカーは活用されています。雪山などでは以外に紫外線が強く、また海では海水や風、紫外線が大変強いですが、カッティングシートはこうした気象条件にも耐えられるようになっていますので、ご自身の趣味のグッズに沢山貼っていただけるかと思います。もちろん釣り使うクーラーボックスや携帯電話、旅行で使うスーツケースなどに貼って楽しんでいるかたもいらっしゃいますので、自分なりの楽しみを発見してみてください。
看板として以前は看板制作というと何から何まで看板業者様に依頼していましたが、看板そのものが安く購入できるようになり、そこに貼る文字のみをご注文されるお客様が多くなってきてました。看板作成で一番コストがかかるのが貼る作業でやはり人手によるものですので仕方がないのですが、購入者ご自身で貼ることができればかなり看板製作のコストを抑えることができるかと思います(ただしステッカーを貼る作業はコツのいる作業ですので自信のない方は看板業者様へお任せした方が安心かと思います)。お店の「顔」である看板の作り方で店内への流入も大きく変わる場合もありますのでじっくり検討したいところです。
カッティングシート+マグネットシートでカッティングシートをそのまま貼ってもいいのですが、マグネットシートの上に貼ることで脱着可能なステッカーに変身します。社名や商品、サービス名をつけた営業車で勤務時間外は個人使用として乗って帰る方もいるかと思いますが、使用や休日の運転はちょっと恥ずかしいものです。こんな時、マグネットステッカーにしてしまえば会社帰りに取り外して使うことができます。車以外にも一時的に貼ることを目的にした案内板や、主看板とは別に情報の補足として文字をカットしてマグネットシートを貼ったものをお店の入り口に貼るなどアイデア次第でいろいろと使うことができます。 マグネットシートは厚さによって強度(風に飛ばされない接着性等)がありますので、どこに使用されるのかを詳しくお知らせいただければと思います。